組織について

会議とミーティングと打ち合わせの違いについて

聞くの達人、山下氏に会議の極意を聞く

先日、「聞くことの達人」山下義弘さん
とお話しする機会があり、
「会議」についてのイロハを
教えていただきました。

⇒ 山下義弘さんのサイトはこちら

山下さんは数百社という企業のコンサルで
売上をアップさせてきた、
とんでもない人です。

聞いてみると
誰でも知っている有名企業が
たくさんあります・・・

そんな山下さんによると、
「会議」「ミーティング」「打ち合わせ」
はすべて明確に違うそうです。

私は今まで一緒だと思っていました汗。

ではその違いとはどんなものなのでしょうか?

会議とミーティングと打ち合わせの違いとは?

会議とは「決定」する場。

ミーティングとは「確認」する場。

打ち合わせとは「相談」する場。

こんなイメージなんだそうです。

この違いをはっきりさせておくと、
劇的にコミュニケーションが
円滑になるとのこと。

会議とは「決定」する場

会議に最も求められることは
「決定」をすること。

決定がなされなければ意味が無く、
報告だけでなんとなく終わってしまう会議は
「ニセモノ」の会議です。

目的を設けて、
これを実現するのに
どうしたら良いのかを話し合い、
決定する場。

私はこう捉えました。

ミーティングとは「確認」する場

ミーティングは文字通り
「会っている最中」
ということで、
実際に会って行うことが重要です。

会って確認、共有することで
関係者に情報がスムーズに伝達されます。

あるテーマがあって、
そのテーマについて関係者が集まり、
報告・確認・共有が行われる場。

私はこう捉えました。

打ち合わせとは「相談」する場

打ち合わせは必要な時に、
いつでもできる相談の場
というイメージです。

相談という根回しをしておかないと
物事はスムーズに進みません。

だから打ち合わせは
いつ、
誰とでも、
何回やっても良いものです。

現状の課題について、
必要な人に相談を行い、
根回しする場。

私はこう捉えました。

日本の従来型会議は違いがごちゃ混ぜになってムダだらけになっている

私が思うに、
日本の一般的な従来型会議は
ほとんどの場合、
会議とミーティングが曖昧になっていて、
単なる「報告会」で終わったり、
一部の人のパフォーマンスの場
として浪費されてしまったり、
ムダの極みです。

まずは
「会議」「ミーティング」「打ち合わせ」
の違いを
組織全員が認識しないと、
いつまでたっても
このムダはなくならず、
会議なんてやるだけ時間のムダ
という印象を与えかねません。

会議がムダなのでなく、
運用が間違っているからムダ
であるということを
山下さんに教えてもらえました。

日本の最高機関の会議はどうなってるの?

日本の最高機関で行われている会議は
「国会」です。

私は趣味で国会中継をよく見るのですが、
ここの会議はなかなか凄いです。

形式で始まり、
訳の分からないしきたりがあり、
議論の最中に平気で汚いヤジを飛ばし、
実は各党の国対が裏でこっそり合意し、
まともな議論もなされず、
予定調和で物事が決まっていく・・・

日本の最高機関の会議が
こんなことでいいのか?
と思ってしまいます。

最高の反面教師ですね。

小さな組織がこんなことやってたら、
すぐに破綻です。

会議についてもっと詳しく知りたい方は

読書が苦手な私でも、
読破することができた山下さんの本。

とても平易で
わかりやすい文章で書かれています。

会議のことだけでなく、
円滑にコミュニケーションをとるための
「極意」が網羅されています。

気になった方はAmazonから買えますので、
是非^ ^
Kindleで読めます。

目からウロコの連続ですよ〜