お腹いっぱいの人に売るのが営業マン?
昔、バリバリ稼いでいる営業マンが
「お腹のすいている人に
モノを売るのは誰でもできる」
「お腹いっぱいの人に売るのが
一流の営業マンや」
と豪語されていました。
実際こういうことを言う方は大体
「○○でトップ営業マンだった!」
という武勇伝もセットで付いてきます()
もちろん成果も上げておられるのですが、
私は常に何か違和感を持っていました。
「それって言葉通りそのままとったら
ただの押し売りやんか」
そしてこの手の方々は何故か、
「お腹いっぱいの人に売る方法」
を教えてくれません。
ひょっとしたら教えられないんじゃないか
と疑ってしまいます笑
まあ、教えたら損すると思っているから
教えないだけなんでしょうけど。
お腹がすいていることに気付いてもらうのが営業マンなのではないか
年月が過ぎて、
様々なことを学んだり
経験していくうちに本当は
「お腹いっぱいの人に売るのではなく、
お腹がすいていることに気付いてもらうこと
が営業マンの仕事なのではないか?」
と思うようになってきました。
そして、
そう思うようになってきてから不思議と
モノを買ってもらえるようになりました。
酷いときは自社のサービスよりも、
他社のサービスの方がコスパ
いいかもしれませんよ、
なんて話をしていました笑
↑このときも最終的には
お買い上げいただくことになりました。
ただお客さまのお話を聞いて、
需要があることをお示ししただけです。
全く売り込みはしていません。
今は売り込みということは
全くしなくなりました。
それでも定期的に新しいお話があり、
お仕事をいただけています。
大変ありがたいことです。
結局、需要を見えるようにして解決するのが最大の価値
結局、
お客さまの需要
(=コンプレックスや問題を
解決したいという強い欲求)
をちゃんと見えるようにしてあげて
(ヒアリング等で自ら告白してもらって)
それを解決する手段を
提示することが最大の価値であり、
この価値をどんどん提供することが
求められています。
モノよりもコトが売れる時代
と言われています。
モノが余っている、
もう必要な物は大体揃ってしまっている、
この飽食社会では
カンタンにはモノは売れないでしょう。
今、我々が改めて考えないといけないのは
「お腹がいっぱいの人に、
別バラがすいていることに気付いてもらい、
それを解決する」
事なんです。
モノの売り込みはやめて、
お客さまの
「残念な現実」を「素晴らしい理想」
に変えるストーリーを
発信していきましょう。